IROHA お茶のいろは

How to... お茶の美味しい淹れ方(2人分)

  • 深蒸し煎茶

    茶葉の量:4g / 湯の温度:80℃
    湯の量:150~200ml / 浸出時間:約30秒

    ①急須に茶葉を入れる。(約4g:ティースプーン約2杯)
    ②お湯を一度湯飲みに移す。(お湯の温度:約80℃)※湯飲みに移すことで適温に。
    ③湯冷まししたお湯を急須に注ぐ。※浸出時間:約30秒
    ④少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。
    ポイント:深蒸し煎茶は、茶葉が細かく含有成分が溶け出しやすいため、浸出時間は短めにします。

  • 玉露

    茶葉の量:6g / 湯の温度:60℃
    湯の量:100ml / 浸出時間:2分

    ①お湯を湯のみに注ぎ、次に急須に移し、さらに別の湯のみに移し替えて湯冷ましする。(お湯の温度:60℃)
    ②茶葉を入れる。(6g:ティースプーン3杯)
    ③湯冷ましした湯を注ぐ。※浸出時間:2分
    ④少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。
    ポイント:玉露は、低温の湯でじっくり時間をかけ、旨み成分を引き出します。

  • 玄米茶・ほうじ茶

    茶葉の量:玄米茶 4g、ほうじ茶 4g / 湯の温度:95℃
    湯の量:200ml / 浸出時間:30秒

    ①茶葉を入れる。(4g:玄米茶はティースプーン2杯、ほうじ茶はティースプーン山盛り4杯)
    ②ポットのお湯を直接急須へ。(お湯の温度:95℃)※香りを出すため、必ず高い湯温で。
    ③浸出時間:30秒※長めにすると味が濃くなります。
    ④少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。
    ポイント:玄米茶やほうじ茶は、旨み・渋み成分が少ないため、高温でいれても渋みや旨みは強く出ません。高温で香り立ち良くいれましょう。

  • 新茶

    茶葉の量:1人あたりティースプーン2杯くらい
    湯の温度:70~80℃ / 湯の量:150~200ml / 浸出時間:約40秒

    ①茶葉を入れる。(1人あたりティースプーン2杯くらいが目安。茶葉は心もち多めに入れたほうが、味わいが深くなる。)
    ②お湯を一度湯のみに移し、湯冷ましした湯を注ぐ。(お湯の温度:70~80度)
    ③約40秒抽出した後、急須を軽く2~3回まわす。※これにより茶葉が開き、味がしっかりと出る。
    ④少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。
    ポイント:新茶は、渋みや苦みが少なく、逆に旨みが多いため、若葉のようなさわやかな香りがあります。さわやかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めの湯でさっと抽出するとよいでしょう。逆に、湯を70度くらいまで冷ましてからじっくりと抽出すると、旨みの多い味わいになります。

  • 水出し緑茶

    茶葉の量:6g / 水の量:200ml / 浸出時間:3分

    ①茶葉を入れる。(6g:ティースプーン3杯)
    ②氷を2~3個入れる。
    ③水を注ぎ、急須をゆっくり回しながら待つ。※浸出時間:3分
    ④少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。
    ポイント:氷と水で抽出することで渋みを抑え、旨みを最大限に引き出すことができます。茶葉の種類は、玉露や上級煎茶など旨み成分を豊富に含むもの、また深蒸し煎茶のように茶葉が細かく、濃く出るものが向きます。

Point もっと美味しくするために

  • ご家庭でのお茶の保存方法

    お茶は乾燥しているため品質が安定していると思われがちですが、実は非常に変質しやすく正しい保存方法でなければ味は落ちてしまいます。お茶の変質・品質低下の主な原因は湿度・酸素・光・高温・移り香が挙げられます。ぜひ下記の保存方法をお試しください。

    ①未開封の場合、そのまま冷蔵庫(もしくは冷凍庫)で保存する。 ただし、冷蔵庫から出した茶は常温にもどしてから使用するように注意しましょう。
    いきなり開封すると、温度差で発生した水滴を吸収するため、茶の鮮度を損ねてしまいます。

    ②開封後は密封性と遮光性のある容器に移し、冷暗所に保存する。 なお、冷蔵庫での保存は冷蔵庫内のにおいを茶葉が吸収したり、出し入れの際に湿気を帯びる原因になるため、避けましょう。

    ご家庭においては、なるべく少量単位で購入し、2週間から1ヵ月程度で使い切るようにすることがおすすめです。

  • 古くなってしまったお茶の活用方法

    長らくしまってあった古いお茶、久しぶりに飲んでみると味が落ちていた。そんなお茶の葉もまだまだ活用できます。例えばキッチンペーパーを敷いたフライパンで弱火で炒ってあげると自家製のほうじ茶に。香ばしい香りがたち始めたら完成です。

  • 急須のお手入れ方法

    お茶を楽しむ際に必要となる急須。最近ではいろいろな種類、形のものがございますが、お手入れは行き届いていますでしょうか?美味しいお茶を楽しむためにぜひ以下のお手入れ方法をお試しください。

    金網のある急須の場合 金網の付いている急須の多くはフッ素加工が施されており、お茶の風味を損ねないよう配慮がされています。
    ですが、使用しているうちに少しずつその加工もはがれていってしまいます。加工がはがれると、金属の匂いがお茶にうつってしまい、お茶の味を変えてしまうことになりかねません。使用頻度にもよりますが、半年~1年くらい使用したら新しいものに交換をするのがおすすめです。

    金網の付いていない急須の場合 急須の内側に茶こしの役目をする部分のある急須は、清潔にしていれば、手入れの必要はありません。
    ただ、お茶を飲む際にお茶を入れっぱなしにしてしまうと、茶渋がついて網目部分を含め、急須の内側が茶色くなってしまうことも。そうならないよう、普段からお茶を入れっぱなしにしないよう心がけましょう。もし茶色くなってしまった時には漂白剤は絶対使わないこと。お塩などでこすると茶渋が取れるので、お茶の風味を変えてしまわない方法でお手入れをしましょう。

CONTACT お問い合わせ

有限会社 折尾広志製茶

〒891-0705 鹿児島県南九州市頴娃町上別府5669
TEL:0993-39-1570(FAX共通)

© 有限会社 折尾広志製茶.All Rights Reserved.